子供が悪い事をしたときに、ついついカッとなった勢いで『手』を出してしまうことがあるのよね、ダメだと解っていて、手を出した後に自己嫌悪してしまうんだけど、どうにかしたいわ・・・
カッとなった勢いで子供を叩いてしまうと、叩いた自分も嫌な気持ちになりますし、叩かれた本人も、大好きなお父さんやお母さんに叩かれて、すごく悲しい気持ちになっているかもしれませんね。
もし、手を出すことで嫌な気持ちになっているのなら、この記事を読んで改善していただけると、私も嬉しいですし、あなたに関わる全ての人が嬉しくなると思うので、是非参考にしてみてください!
経歴:児童厚生施設や児童福祉施設など子供関係の職種に20年ほど携わり、
現在は児童発達支援施設で勤務している3児の父です。
趣味:脳科学や心理学などの人間関係に役立つ学問を学び、職場やSNSで発信&活用すること。
tiktok:フォロワー数13,000人突破しました!ありがとうございます
ボスゴリラの夢(https://www.tiktok.com/@deepemotionworld?)
Twitter:感動を繋ぐ子育て@ボスゴリラ(https://twitter.com/boss_gorilla_)
今回、記事にさせていただいたのは『子供を叩く怒り方をやめる方法』です。
子育てをしていて『子供の悪事』を発見してしまい、ついつい子供を叩いてしまうなんてことはありますよね。
子供に悪い事だと理解してもらおうと罰を与えてしまい、時間が経って怒りの感情が収まってくると
なんて後悔することもよくありますね。
そんな後悔を今後の子育てでなくせるように、子供を叩く怒り方をやめましょう!
子供に愛情を沢山注いで育てていきましょう。
怒りの感情の関連記事:
【感情コントロール】大人が子供を「叱る」「怒る」理由【判断材料】
【口出す親】子供を天才に育てたいならしちゃいけない育児方法【見守る親】
まずは自分が怒る理由を知る
・悪い事をした子にしつけをする為ですか?
・子供に反省してもらいたいからですか?
様々な理由が人それぞれあると思いますので、自分が子供を怒る理由を明確にしましょう。
私はこんな事が許せないんだなと自覚することで、子供の指導の仕方に一貫性ができるようになります。
子供の悪事に合わせた指導レベルを明確にする
自分が許せない事を知ったあとは、怒りのレベルを考えてみましょう。
あなたが叩いて指導したことは、
・誰かを傷つけてしまうような悪事ですか?
・叩くほどの悪事ですか?
子供の悪事のレベルがわかれば、指導の方法もレベル分けして指導することができるようになりますね。
叩くほどのことでもないなという悪事がわかれば、叩く指導をする前に一呼吸いれて冷静に対処できるようになります。
基本的に暴力は犯罪ですし相手を一方的に傷つける行為なので、それ相応のことがなければ暴力で指導することはないと思いますが、自分の中のボーダーラインをある程度きめておきましょう。
大好きな人に叩かれた子供の心には傷が残る
理由はどうであれ、子供を親が叩く事で子供の心に深い傷を負わせます。
それは、目には見えない傷ですが、子供の心に一生残る深い傷となる可能性が大いにあります。
幼いうちから叩いて育てられた子どもは、自己肯定感が育たず、自分に自信を持てない子に育ってしまうので叩く教育(指導)はオススメできません。
また、叩いた親本人にも罪悪感が残り、嫌な思い出を増やしてしまう可能性もあります。
嫌な思い出はフとした時に思い出されて、自分を傷つけてしまう可能性もあるので、できる事なら叩く教育はしないようにしましょう。
子供を叩くのをやめる方法
叩いて叱っても意味ないことを知る
これから長い人生を生きていく子供にとって、しつけは大切な事です。
しかし、叩いて叱ることは一時的に効果はあるかもしれませんが、時が経つにつれて叱られた理由は忘れていき、保護者に叩かれたという嫌な記憶だけが強く残ります。
親に叩かれた事実だけが記憶に残ってしまうので、長期的に考えると叩いて叱っても意味がありません。
その子の記憶に残ってほしいのは、いけない事をしたことを反省する気持ちや同じ過ちを繰り返さないようにするという気持ちです。
怒りの感情が込み上げてきたら6秒間数える
ついつい叩いてしまう保護者でよくあるのが、怒りの感情が湧き出てきて、その怒りの感情に任せて咄嗟に子供を叩いてしまうという人が多いはずです。
咄嗟に叩く事をやめて、怒りの感情が出てきたらまずは頭の中で6秒数えましょう。
怒りと向き合う心理トレーニング法「アンガーマネジメントの教え」では、人の怒りの感情が湧き出て理性が介入するまでの時間が6秒と言われています。
子供に話を聞く
子供本人から
・ほかのやり方はどんなことがあったか
・どんな気持ちだったのか
など、子供の心境や動機を聞いてみましょう。子供なりに理由はあるはずです。
理由も聞かずに叩いてしまうと、子供の尊厳は傷ついてしまいます。
叩く以外の効果的な叱り方
ママ(パパ)は悲しかったよと気持ちを伝える
叱るときに効果的な方法が「ママやパパは悲しい」と伝える事です。
素直な子供達は、大好きな保護者を悲しませてしまった事を知ることで反省のフェーズに気持ちが移行します。
大切な人を悲しませてしまった事を知ることで、素直に「悲しませてごめんなさい」という気持ちも込み上げてくるので、その後に伝える悲しい思いをした理由などの説明を素直に受け止めることができる状態になります。
最後に「もう、こんな悲しい思いをさせないでね」と一言添えると、より効果的に反省し子供なりに同じ過ちを起こさないように努力します。
また『親を悲しませたい』と、思う子供はいません。
怒っていることを口で伝える
子供からしたら自分より体の大きい人が怒っていることを知ると恐怖を感じます。
恐怖を与えることで、子供に二度と同じ過ちを起こさないようにしつけることも効果的です。
「ままやぱぱに怒られるからやらない」という気持ちを起こす事ができれば、子供も怒られるのが嫌だから怒られるような事はやらなくなります。
まとめ:子供は叩かなくても善悪の区別がつくようになる
いかがでしたでしょうか?
子供を叩いて育てることは、自分にとっても子供にとっても良くありません。
自分の心に罪悪感は残るし、子供の心には一生の深い傷になるかもしれません。
叩いて育てるよりも、愛情を持って子供の話(理由や動機)を聞いてあげましょう。
その理由がわかれば、指導の仕方も見えてくるはずです。
子供が起こしてしまった事に対して冷静に話を聞き上手に対処してあげましょう。
子供は叩かずとも反省できれば行動を改めるようになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
怒りの感情の関連記事:
【感情コントロール】大人が子供を「叱る」「怒る」理由【判断材料】
【口出す親】子供を天才に育てたいならしちゃいけない育児方法【見守る親】
コメント