最近、子供が無気力で、やる気がないような気がするのよね・・・
子供が内に秘めている気持ちはわからない事ことが多いのですが、近くで見ている家族がそう思うということは、気力が少ないかもしれませんね・・・
では、今回の記事で『やる気』に関わる神経伝達物質の『ドーパミン』について解説させていただきます!
ドーパミンを上手にコントロールすることで、子供にとっていい影響があるので、是非参考にしてみてください!
経歴:児童厚生施設や児童福祉施設など子供関係の職種に20年ほど携わり、
現在は児童発達支援施設で勤務している3児の父です。
趣味:脳科学や心理学などの人間関係に役立つ学問を学び、職場やSNSで発信&活用すること。
tiktok:ボスゴリラの夢(https://www.tiktok.com/@deepemotionworld?)
Twitter:感動を繋ぐ子育て@ボスゴリラ(https://twitter.com/leftwrist_)
※フォローしてくださった方には、あなたの大切な「人生」に、新たな視点や価値観を定期的にお届けしています☆
今回、記事にさせてもらったのは『【子育て脳科学】子供のやる気を引き出す大人の知識【脳内物質】』です。
・子供のやる気を引き出したい
・自主的に行動をする子供になって欲しい
このような相談を沢山の保護者の方達から、ずーっと昔から受けてきました。
いつの時代も、子育ての悩みは似たようなものです。
早速ですが、子供のやる気を引き出す知識と対策を紹介させていただきます。
保護者の方がこの知識を手に入れれば、子供のやる気を自然に引き出すアプローチができるようになります。
また、これは心理学ではなく、脳内物質が影響している脳科学の分野で実証されている結果なので、個人差はありますが、再現性も高く、今抱えている「やる気が出ない」についての悩みはほぼ解消されるでしょう。
脳内物質を上手にコントロールして、子供の成長&自分の成長を楽しんでいきましょう。
ちなみに脳内物質のコントロールなので、自分のやる気のコントロールもできるようになるので、自分の成長も楽しみにしててください。
【合わせて読みたい関連記事】
【子育てに役立つ心理学】体験談!子供に自信を持たせる効果的な方法【ウィンザー効果】
【子育て心理学】カリギュラ効果を知れば子供に『○○したらダメ』とは言わない【反発衝動】
【子育て心理学】ブーメラン効果を知っていれば自主的に行動する子に育てられる【気付かせる】
【子育てに使える心理学】ラベリング効果で理想通りの子どもを育てる【ラベリング効果】
やる気に関わる脳内物質「ドーパミン」
ドーパミンとは
ドーパミン(英: dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、
アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。 運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。中脳皮質系ドーパミン神経は、とくに前頭葉に分布するものが報酬系などに関与し、意欲、動機、学習などに重要な役割を担っていると言われている。新しい知識が長期記憶として貯蔵される際、ドーパミンなどの脳内化学物質が必要になる[2]。
陰性症状の強い統合失調症患者や、一部のうつ病では前頭葉を中心としてドーパミンD1の機能が低下しているという仮説がある。
ドーパミン-ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3
ドーパミンはどこから出てるか
やる気は、人間の脳の部位「側坐核(そくざかく)」から分泌される「ドーパミン」という脳内物質によってもたらされていることが科学的に実証されています。
やる気がある状態とは「ドーパミンが大量に分泌されている状態」なのです。
ドーパミンが出るタイミング
やる気を出したいときはとにかく動く(活動するor活動させる)
側坐核は「勉強をする」「運動する」など『行動を起こしているとき』に活性化する仕組みです。
つまり、ドーパミンは行動することによって分泌されます。
しかし、ゆっくりくつろいでいたり、テレビを見ながらソファーに座っているような『活動していない』ときにはドーパミンが分泌されません。
行動しないとドーパミンは分泌されないので、やる気を出したいと思ったら、まず身体を動かすことが大切です。
好きな音楽を聴く
2009年、カナダ・マギル大学の研究チームは、実験で8人の被験者の状態を調べたところ、
好きな音楽を聴いてワクワクしているときに被験者たちの身体活動が活発化し、脳内からドーパミンが分泌されることが判明したと、
米科学誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』(電子版)に「音楽はドーパミンを分泌させる効果がある」という内容の論文を発表しました。
ちなみに、ドーパミンの分泌は、好きな音楽を聴く前の期待感でも発生するそうなので、「報酬を出す素振り」を見せるだけでもドーパミンは放出されます。
ただ、あまり好きじゃない音楽を聴いていた場合は、ドーパミンの分泌の活性化は確認されなかったそうです。
瞑想する
同志社大学大学院脳科学研究科の貫名信行教授によると、瞑想を行なっているとき、ガンマ波と呼ばれる人間の認知活動に関わる脳波の量が増加するそうで。
瞑想といっても、数分でもすれば効果が出るので、ぜひおこなってください。
【参考動画】瞑想に隠された31の心理効果https://youtu.be/QOvNLjKi_V0
ドーパミンの生成に必要な栄養素を身体に取り入れる
脳内物質全般に言える事ですが、ドーパミンは身体の中にある成分で生成されて脳の側坐核を活性化させて放出します。
つまり「ドーパミンを体内で生成するために必要な栄養素を摂取しなければならない。」ということです。
ドーパミンを放出するきっかけを沢山作っても、ドーパミンを生成する材料がなければ、ドーパミンは作れません。
ドーパミン生成に必要な栄養素
ドーパミンの原料は、たんぱく質です。 必須アミノ酸やアミノ酸を含む食品を取ることが大切です。
必須アミノ酸はお肉(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚、大豆食品に多く含まれます。 これらの食品と共にビタミンB群(特にビタミンB6とナイアシン)が必要です。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・ビオチン
ビタミンB6
アミノ酸の再合成を手助けする補酵素として働く栄養素なので一緒に摂取するよう心がけましょう。
また、美容にもいいのでお肌の健康を意識している方にもぴったりです。
ナイアシン
エネルギー代謝に関わり、数百種類の酵素の働きをサポートするといわれています。
飲酒により失われやすい栄養素の一つです。ビタミンB6やB1などと助け合う関係にあるので、それぞれをバランスよく補いましょう。
必要な栄養素を知りたい方は下記の『森永製菓のホームページ』でご確認ください。
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=96&category=beauty
まとめ
今回、人のやる気に関わる脳内物質「ドーパミン」について知識を深めました。
今まで、根性論で子供のやる気を引き出そうとしていた方達は、新たな「やる気について」知識を身につけていろいろな角度から子供にアプローチができますね。
「やる気が引き出せない」なんて考えている人は、食生活や生活習慣を変えてみましょう!
自分のやる気にもかかわってくるので、ぜひ実践してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
【合わせて読みたい関連記事】
【子育てに役立つ心理学】体験談!子供に自信を持たせる効果的な方法【ウィンザー効果】
【子育て心理学】カリギュラ効果を知れば子供に『○○したらダメ』とは言わない【反発衝動】
【子育て心理学】ブーメラン効果を知っていれば自主的に行動する子に育てられる【気付かせる】
【子育てに使える心理学】ラベリング効果で理想通りの子どもを育てる【ラベリング効果】
コメント