皆さんこんにちは!
放課後kidsライターのボスゴリラです☆
私は、子供3人を育て、児童福祉関係の仕事に20年以上携わり、現役子育て世代の親子関係の悩みを聴き、その中で得た気づきや、学びを発信しています。
今回、記事にさせてもらったのは『【子供が喧嘩してきたときの対処法】友達との喧嘩は子供の成長のチャンス』です。
私は喧嘩や争い事って、自分が嫌な気持ちになるし相手を嫌な気持ちにさせるから本当に大嫌いなんですけど、子供の時にする喧嘩って人の気持ちや自分の本当の気持ちもみえるので、様々な発見があっていい経験なんですよね。
大人になってから初めて喧嘩するなんて人はいませんよね。
子供が喧嘩をして帰ってきたときに、どんな対応をすればいいかわからない人は是非参考にしてみてください。間違っても喧嘩をしてきた子供を責め立てたりしないようにしましょう。
喧嘩の発端
子供の喧嘩は至極単純なもので、些細なことから喧嘩に発展します。
お互いの主張が真向からぶつかり合い、人生の経験が浅く解決方法の選択肢が少ないために喧嘩になります。
大人でもよく人と争っている人がいますが、その人たちも経験値が少なく解決方法の選択肢が少ないために喧嘩をしています。
大人で喧嘩してる人をたまにみますが、本当にみっともないですよね。
良い大人がお互いの主張がぶつかったときに、どう着地できるか考えもせずに強く言い争いをしている姿はスマートじゃないですし、本当に見てらんないです。
子供がみっともない大人に育たないためにも、子供時代に起きる喧嘩の時に何を学ばせるか、保護者の方がある程度決めておかないといけません。
子供が喧嘩をしたときには負の感情を抱えている
子供が友達と喧嘩をしてきて帰ってきたとき、気分はひどく落ち込み、怒り、悲しみ、くやしさ、後悔といった、様々な負の感情を抱いてかえって来てます。
頭の中でぐるぐると喧嘩している時の、思考や感情が何度も思い出されて興奮し、相当気分が悪い状態になっています。
さらには、喧嘩をしたなんて親に知られたら怒られるんじゃないかと、不安になっている子供もいるでしょう。
そんな時に、訳も聞かずに保護者の方が厳しく叱りつけたりしてしまったら、子供の見方をしてくれる人はどこにもいません。
悪いことをしてしまったと後悔しているとしたら、傷口に塩を塗るようなものです。
子供を悪者にするような対処法だけは絶対にやめてあげてくださいね。
負の感情からは成長しにくい
色々な負の感情を抱いている状態では、自分の行動を見つめ直すことが難しく、成長のきっかけにすることは困難になります。
なので、まずは落ち着かせたあとに、自己を見つめ直させる『反省』のステージに持っていく必要があります。
負の感情を抱いている時には、自分を守るために喧嘩の原因を相手のせいにしたりして、自分の行動を振り返りはしません。
『反省』という感情が出てくれば、自分の行動を見つめ直し、自分の悪かった点をさぐり、解決の糸口をつかむことができるのです。
【子供が喧嘩してきたときの対処法】
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喧嘩の発端から結末までの全体の流れを聴く
喧嘩が起きるときは原因があれば、結末もあります。
その喧嘩の原因から結末まで話を聞けば、保護者の経験値ベースで、どこで争い事に発展しないようにできたかなどを見つけることができます。
色々な解決策を保護者が提示してあげることによって、子供が抱いている負の感情が反省という成長のきっかけに切り替わります。
我が子を肯定しつつ、相手の子の気持ちを代弁してあげる
ここで、気をつけて欲しいのは、相手の子を一緒になって責めたりする大人もいるんですが、それはよくありません。
相手側の原因を一緒に責めることは、子供の反省する時間を無くしてしまうからです。
反省の感情が芽生えたら、反省してる子供を肯定してあげましょう。
その後に、相手の子はこんな気持ちだったんじゃないかな?と、代弁してあげましょう。
喧嘩相手にも自分の中の正義の主張があったはずです。
喧嘩の最中には冷静には考えられなかった相手の気持ちも、反省の感情がでている状態では何となく想像ができるようになっています。
自己主張ができたことはいい事だとほめる
喧嘩に発展してしまった結果は良くないことだと思いますが、自己主張ができた子供のことは褒めてあげましょう。
自己主張をすることは人生の中で大切なことだと考えています。
相手に意見を合わせて自分の考えを殺してしまうくらいなら、相手に私はこう思うと伝えられる人になった方が豊かな人生を送れます。
ただ、自己主張だけをするんじゃなく、落としどころを見つけつつ自己主張をできるように導いてあげることができるといいでしょう。
その場にいた大人にも話を聞く
もし、学校で喧嘩をしてきたのであれば、事情を知っている先生がいるかもしれません。
子供から聞いた話を鵜呑みにするのではなく、その場にいた先生に話を聞くことも忘れずに。
面倒だなぁと思っても、電話で話を聞くくらいなら10分前後で話は終わります。
面倒くさがらずに、事実を確かめましょう。
大きい喧嘩だった場合、相手の保護者とも話す場合もある
相手の保護者と話の場を設ける場合もあります。
話し合いの席に着く前に、学校の先生などから事実を聞いておいて
どんな話をするか、ある程度予想しておいた方が、変に緊張せずに済みます。
また、相手の保護者がどんな人であれ、自分の子供のしたことに反省する点があれば、その点を謝り、
今後どのようにしたら子供の関係が良くなるか建設的な話をするようにしましょう。
間違っても、うちの子は悪くないというスタンスで話し合いの場に行かないようにしてくださいね。子供きっかけで親同士の喧嘩が始まるのはみっともないですからね。
まとめ
子供の喧嘩は負の感情が沢山あふれてきます。
その負の感情を反省の感情に導いてあげれば、子供自身の成長のきっかけになります。
保護者がどのように導いてあげるかによって、後々考えてみれば成長のきっかけだったなと子供も気付けるはずです。
上手に成長のきっかけを作ってあげて、解決策や落としどころを見つけられるように導いてあげましょう。
また、自分の子供が傷つけられたと怒りが込み上げてくる保護者の方もいらっしゃいますが、冷静に対応できるように自分をコントロールをしましょう。
感情優先で物事を運ぶと、自分が恥ずかしい思いをしかねないですからね。
最後に、子供は心身ともに傷ついている場合が多いので、保護者の方は太陽になったつもりで、子供の話を聞いてあげましょう。
穏やかに暖かく話を聞いてくれる大人がそばにいるだけで子供は救われます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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