毎日の献立を考えて料理を作るのって大変よね。
献立を考えて買い物などの準備や、後片付けを毎日するのって大変ですよね。
毎日、家族の為にご飯を作っているお父さんお母さんは本当に素晴らしいです!
今回の記事では、食事の大切さの理解を深めてもらって、毎日の食事を楽しめるようになってほしいと考えて書きました!
毎日の食事を、いつもと違う視点で分解して、楽しい時間にしてもらえると嬉しいです!
経歴:児童厚生施設や児童福祉施設など子供関係の職種に20年ほど携わり、
現在は児童発達支援施設で勤務している3児の父です。
趣味:脳科学や心理学などの人間関係に役立つ学問を学び、職場やSNSで発信&活用すること。
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今回、記事にさせていただいたのは『【ご飯は大切(食育)】子供の心と身体を成長させる食事【生活習慣】』です。
人間の身体を健康に育てるために欠かせない食事。
特に発育・発達過程の子供達にとって心と身体の健康を保つことは最重要だと言えるでしょう。
バランスの良い食生活は身体的・精神的成長、情緒の発達に深く関わってくるので知識を深めていきましょう。
年齢によって異なる食事のテーマ
子供は新生児、授乳期、幼児期、学童期、思春期とそれぞれの成長過程でふさわしい食生活を送る必要があります。
厚生労働省の発表の『楽しく食べる子供に~食から始まる健やかガイド~』に書いてある項目を見てみましょう。
(出典:厚生労働省 楽しく食べる子供に~食から始まる健やかガイド~より)
授乳期・離乳期 安心と安らぎのなかで食べる意欲の基礎づくり
・いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
幼児期食べる意欲を大切に、色の体験を広げよう
・食べたいもの、好きな物が増える
・家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
・栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる
・食べ物や身体のことを話題にする
学童期食の体験を深め、色の世界を広げよう
・食事のバランスや適量がわかる
・家族や仲間と一緒に食事作りや準備を楽しむ
・自然と食べ物の関わり、地域と食べ物との関わりに関心をもつ
・自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる
思春期自分らしい食生活を実現し、健やかな食文化の担い手になろう
・一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる
・食料の生産・流通から食卓までのプロセスがわかる
・自分の身体の成長や体調の変化を知り、自分の身体を大切にできる
・食に関わる活動を計画したり、積極的に参加したりすることができる
国が推進する『食生活指針』
文部科学省・厚生労働省・農林水産省が共同で作成した食生活指針という、どのような食生活を送ればよいかを示しているものがあります。
下記を参考に、子供の心身の健康を意識してあげましょう。
(出典:厚生労働省 食生活指針より)
食事を楽しみましょう
・おいしい食事を、味わいながらゆっくりとよく噛んで食べましょう
・家族団らんや人との交流を大切に、また、食事作りに参加しましょう
一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを
・夜食や間食は取りすぎないようにしましょう
・飲酒はほどほどにしましょう
適度な運動とバランスの良い食事で、適正体重の維持を
・普段から意識して身体を動かすようにしましょう
・無理な減量はやめましょう
・特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気を付けましょう
主食、主催、副菜を基本に、食事のバランスを
・調理方法が偏らないようにしましょう
・手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう
ごはんなどの穀類をしっかりと
・日本の気候・風土に適しているコメなどの穀類を利用しましょう
野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて
・牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシュウムを十分にとりましょう
食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて
・動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく取りましょう
・栄養成分表を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう
日本の食文化や地域の産物をいかし、強度の味の継承を
・地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう
・食材に関する知識や調理技術を身につけましょう
・地域で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう
食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を
・調理や保存を上手にして、食べ残しのしない適量を心掛けましょう
・賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう
「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう
・家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた「食」に関する知識や理解を深め、望ましい習慣を身につけましょう
・家族や仲間と食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう
食事バランスガイド
厚生労働省と農林水産省が食生活指針をわかりやすくコマのイラストで示したものになります。
一日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安になるので、日々の献立作りに役立てましょう。
食事バランスガイドは、生活習慣病の予防を目的とした食生活指針をわかりやすく、具体的に実践するために厚生労働省と農林水産省が共同で作りました。
6歳以上の食事摂取基準による推定エネルギー必要量から一日分の摂取の目安を示しています。
5つの料理グループ(主食、主菜、副菜、牛乳、乳製品、果物)として、日常的に食べられている量を一つ、二つと数えて全体の構成をコマの形で必要量を表しています。
※一つ、二つと数えることをSV=サービング(食事の提供量の単位)と呼ばれています。
各栄養素をバランスよく摂取することが大切で、どの料理が欠けてもコマはうまく回りません。
コマの軸は水・お茶を示し、コマを回す紐は菓子・嗜好飲料として1日200kcal以内を目安にしています。
活動量と性別によって誤差がある
食事バランスガイドはあくまでも目安なので、自分の活動量に合わせて適切な摂取量を目安にする必要があります。
一日の活動量が少ない女性
エネルギー 1600kcal~2000kcal
主食 4~5つ
主菜 3~4つ
副菜 5~6つ
牛乳・乳製品 2つ
果物 2つ
一日の活動量が普通以上の女性&活動量の少ない男性
エネルギー 2000kcal~2400kcal
主食 5~7つ
主菜 3~5つ
副菜 5~6つ
牛乳・乳製品 2つ
果物 2つ
一日の活動量が普通以上の男性
エネルギー 2400kcal~2800kcal
主食 7~8つ
主菜 4~6つ
副菜 6~7つ
牛乳・乳製品 2~3つ
果物 2~3つ
妊婦のための食生活指針
妊産婦のための食生活指針も厚生労働省から示されています。
妊婦が注意すべき食生活や生活全般・体や心の健康に配慮するように示しています。
(出典:厚生労働省)
・「主食」を中心にエネルギーをしっかりと
・不足しがちなビタミン・ミネラルを「副菜」でたっぷりと
・身体づくりの基礎となる「主菜」は適量を
・牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせてカルシウムを十分に
・妊娠中の体重増加はお母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
・母乳育児もバランスの良い食生活のなかで
・タバコとお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
・お母さんと赤ちゃんの健やかな毎日は心身のゆとりある生活から生まれます
妊婦
上記の目安から
主菜・副菜・果物をプラス1つ
授乳婦
上記の目安から
主食・副菜・主菜・乳製品・果物をプラス1つ
まとめ:心と体の健康は食生活から
子供の発育・発達過程で重要な「食事」
毎日、適切な摂取量を考えて正しく食事をすることは、心と身体を健康に保つ秘訣かもしれません。
また、子供達に「食」の楽しみかたで、心を育てるきっかけになると思いますので、
自然の恵みや生産者の気持ちや顔を浮かべて、色んな人が自分を作ってくれていると考えさせることも大切かもしれませんね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
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